今回の山行の記録はまたブログに戻って投稿してみました。過去の投稿を見ると、最後の投稿はやはり甲斐駒ヶ岳でした。
さて、、、
黒戸尾根からの道、特に横手からの道は何度登ってもいいものですね。
今では車やロープウェイなどで山奥の登山道まで一気に入れる山がほとんどになってしまった中で、今でも麓から上れる道が残っていることはとても貴重です。日本のお山の本当の大きさや奥深さを味わうことができます。
その分、標高差2200mという長く険しい道のりを歩かないといけませんが、この大変な長い道のりも、道端に無数にある神様仏様たちに見守られて登ると、心強く、安らぎます。人生もこうして、神様仏様をはじめ、いろんな人たち(人に限らないですが)に見守られて歩んでいるということを思い出させてくれます。その幸せを忘れずに、麓での生活も日々過ごしていきたいものです。修験道では昔から「山の行より里の行」といいますが、山で清めていただいた心で、また世のため人のためにこつこつと日々の暮らしを営んでいくことが大事です。。
と毎回思うのですが、とても難しいことですね。世の中、家族、そして自分の人生が豊かに幸せになりますように、未熟でも自分なりにできることをやっていくのみです。ガイドとして、あるいは修験道の先達のような存在として、人智を超えたものたち(自然、宇宙、大いなるもの、神仏、等々)との繋がりを感じられる機会を皆さんに提供していくとことは、自分の今後の人生の大きな核になるだろうと思っています。
信仰の山登り(登拝、禅定)は日本の山登りのルーツ。この大切な財産を自分も受け継いで次の世代へと受け渡していきたいものです。
機会があれば皆さんもどうぞ甲斐駒ヶ岳へ、黒戸尾根から登ってみてください。易しくはありませんが、優しく迎えてくれることと思います。登りたいけれども自分の実力ではまだかな、、、そう思う方はステップアップしながらいつか、あるいは、ガイドを頼んで挑戦してみてくださいね。もちろん私でよければ、それもまた大歓迎です。「受けたもう」
では。
おんまかばやあにちやそわか(威力不動様のご真言)
昔の写真を見ると、桟橋が設置されたのはけっこう最近のようです。
岩溝に明らかにここのものでない石があったので拾い上げてみると、字は読めませんでしたが石碑でした。摩利支天様の隣に安置しました。
御嶽山のあるまや天狗さんが祀られています
経ヶ岳などお経にまつわる山はこのように写経したお経を納めた山です。
今年はほとんど山小屋が閉まっていて残念ですが、来年以降またぜひ。