富士講ゆかりの場所を巡るスタディツアーに行ってきました。最近いろんなところを遊び歩いているように見えますが、これも山岳信仰のお勉強。山岳信仰の中には廃仏毀釈に代表されるような時代の流れの中で廃れていったものも少なくありませんが、地元の人々の信仰と山が無縁であるという地域はそうそうないのではないでしょうか。そのような日本の信仰の歴史を考えた時、山を案内する上で山の信仰に対する理解は非常に重要な位置を占めると思います。私もまだまだ断片的にしか知らないことも多いので、よい機会と思い行ってきました。
まずは新倉浅間神社へ。 こうして見ると、富士山が信仰の対象になるのはよくわかります。 |
富士吉田の街中へ。バスも富士山。 富士急行のペイントも面白かったのですが撮りそこねました。無念~。 |
こちらも富士山。 |
上吉田の御師の街を巡ります。 御師とは御祈祷師のことで、登頂を祈願し、講の信者たちを泊めた人たち(宿)を言います。 |
当時の復元模型。 |
そのまま富士山に向かって歩き、北口本宮冨士浅間神社へ。 元々は河口浅間神社が北口本宮だったようですが、時代の流れの中で参詣者の流れが変わり、 力関係が変わっていき今の名称に落ち着いたそうです。 |
北口本宮富士浅間神社の奥には吉田口登山道の入口がありました。 |
吉田の御師のお宿のほとんどは富士スバルラインの開通による人の流れの変化で 廃業を余儀なくされていますが、 今でもお宿を続けていらっしゃる筒屋さんに今夜は泊まりました。 |
お宿では行衣に富士講の版を刷る体験もしました。 |
この通り。これは富士山に登らないといけませんね。 |
翌日は河口浅間神社から。 |
落ち着いていながら引き締まった雰囲気です。 |
さて、途中は省略し、最後はとっておきの富士山を見に山の上に。
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さてさて、どんな眺めなのでしょう。
日本人なら誰でも知っているこの眺めの場所に行ってきました。 今の千円札には小さくしか描かれていませんが、昔の五千円札の富士山は大きくくてよかったですねぇ。 |
帰りもみんなで行衣を着て楽しく巡ってまいりました。 |
山の信仰を理解していく上でのいいきっかけになった2日間でした。