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ごあいさつ。


こんにちは。登山ガイド・スキーガイドのたむ屋マウンテンです。
どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
                                                   たむ屋マウンテン/田村茂樹



2017/01/10

新雪ふかふかの千畳敷を満喫!~千畳敷~

岸低気圧で上雪の予報が出る中、木曽駒ヶ岳と宝剣岳に行く予定が、千畳敷の雪崩地形を抜けられるはずもなく、千畳敷の中で雪山のトレーニングをみっちりやってきました。



ちょうど登り始める頃に里でも降り出して、、、
上はこの通り。

ぬくぬくとした空間にいったん入ってしまいましたが、気合を入れ直して外に飛び出しました。
ピッケルを使いながら歩く練習。
足を進める間はピッケルを抜かないこと。
耐風姿勢。
しっかり三角形を作る!
滑落停止の練習。
私自身はまだ経験はなく実効性には疑いを持っていましたが、
経験豊富な大先輩曰く、やれば止まることもある、とか。
登りもしっかりアイゼンとピッケルを使って歩きます。


登りがゆっくりだったので薄暗くなるまでみっちりトレーニングしてホテルに戻りました。



翌朝はこの通り。
運良く低気圧が通り過ぎた後で等圧線が広がったエアポケットに飛び込むことができました。






雪崩の跡がすでに幾筋か出ていました。




 朝食を食べると、ホテルからの出口の真ん前のロープを跨いで労山関係の方がトレーニングに出ていました。雪崩がまだ落ちきっておらず依然として雪崩のリスクが高い中で雪崩地形内にトレースをつけたら、雪山の経験が不十分な登山者が後を追ってしまう可能性があり、それによって大事故が起きうるということ考えていただきたいものです。指導者たるもの、トレース一本つけるにも配慮が必要で、わかりにくいところから、入る気がしないようにつけるというのは鉄則です。

 連休中ですからこのような状況は当然予想できたので、県警の山岳警備隊や遭難対策協議隊の方が上がってきて注意できる体制になっていなかったというのも遭難事故予防の観点からは要改善でしょう。今後に期待します。


新雪が40cmも積もったので、せっかくなのでラッセルトレーニング!
深いところは腰深。膝で崩して、雪を落として、踏み固めて。。。
半雪洞を掘ったり、ツェルトビバークの体験もしました。
下も道路の除雪が間に合わず、予定よりかなり早く下山することになってしまいました。
名残惜しいですが見納めです。
下もこの通り。
とはいえジムニーは雪かき不要でした。
 
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