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ごあいさつ。


こんにちは。登山ガイド・スキーガイドのたむ屋マウンテンです。
どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
                                                   たむ屋マウンテン/田村茂樹



2016/04/25

山々の真ん真ん中へ。~残雪の栂海新道踏破の旅 2日目~

海新道踏破の旅の2日目。

目を覚ますとこの絶景。

できる限り足を伸ばしたいので、明るくなる頃には出発です。


三国境をトラバースして北に進路を取ります。
鉢ヶ岳、雪倉岳、そして朝日岳。
この角度から白馬岳を見るのは初めてです。
いや、富山新潟県境だから、蓮華山か上駒ヶ岳と呼ぶべきかな。


このあたりは構造土の宝庫。枯山水の庭のような模様が見えます。
これも構造土の一種の条線土。自然の営みは不思議さに満ちています。

雪倉岳を前にして、、、雪が融けているとは思っていなかったので論文を読み返してこなかったのですが、
このあたりは山の植物の棲み分けと地質や気候の関係の研究の端緒が開かれた名所です。詳しくは
・小泉武栄 (1993)日本の山はなぜ美しい―山の自然学への招待―、古今書院

あたりを読んでみてください。
見て分かるほどに岩石の分布が入り組んでいます。岩石によって風化のされ方、
斜面の安定度が異なるので、それが植物の住み分けに繋がっています。


おや、雷鳥のつがいがいましたよ。
三国境からはほとんど夏道でしたが、このあたりから雪道になります。
稜線の崖を迂回してトラバースします。
落石に注意しながら慎重に。。。
赤男山のトラバースを抜けるとようやく朝日岳とご対面できます。
急な雪の斜面を一歩一歩登っていきます。
一歩一歩、、、と思っていたら、もうあと数十mで霧に巻かれてしまい、時間も時間だったので
この日は朝日岳山頂直下でビバークしました。

つづきはこちらからどうぞ↓
http://tamuyamountain.blogspot.jp/2016/04/3.html


 
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