西高東低の気圧配置で稜線は厳しすぎたので天狗岳は諦めましたが、代わりになかなか普通のツアーでは行けないところに行けたし、いろんな課題をこなす中で、まだまだな部分はありつつも自分の成長を確かに感じられたし、1年間一緒にやってきた仲間と楽しいひとときでした。
まずは稲子湯から出発。 |
天気は下り坂ながらもまだ稜線が見えます。 |
いろいろありながらも辿り着いたしらびそ小屋。 天狗岳が見えました。 |
翌朝は稜線は見えず、、、 なので稲子岳に転進です。 |
ニホンリスがえさを食べに来ていました。 |
登っていくと、目指す稲子岳が辛うじて見えました。 |
中山峠への登山道から外れてラッセル大会に突入します。 ※稲子岳へは一般の登山道はありません。確実にルートファインディングできない方は単独では行かないでください。) |
少し近づきました。 岩場でロープ確保をしたり、ショートロープで案内したりしながら山頂を目指します。 |
樹林帯を抜けると風が出てきましたが、なんと天狗も硫黄も見えました。 |
天狗の東斜面には面発生雪崩の跡がありました。 |
そしてまさかの青空!! やほーい!! 風が強く当たるところなので雪がついていません。 |
そして着きました。 |
ニュウ(乳)を目指してさらに進みます。 |
コルを越えて稜線に到達。4時間くらいかかりましたかね。 |
通ってきた稲子岳がよく見えます。 こちらからだとわかりにくいですが、稲子岳は地震によって山ごと回転しながら滑り落ちたとっても面白い山です。 なんのこっちゃ!と思いつつもその謎を知りたい方、コマクサを見に夏に一緒に行きましょう! |
さてさて、にゅうからは白駒池へ。
ちょっとした荒れ模様の中、氷河などと同じようにアンザイレンしつつラッセルして高見石への登り口まで行きなさいというお題。ちょっと雪が深いです~。 |
長い一日だっただけに高見石までの登りがなかなか。。。 充実感とともにようやく辿り着いて白駒池を見下ろしました。 |
最終日ははなかなかよい朝になりました。
高見石小屋での朝日は外したことがありません。ちょっと寒いですが相性がよいようです。
3日目は白駒池に下りてからにゅうの肩を越えて石楠花尾根から稲子湯へ。
昨日歩いたというのに、またまたみんなでラッセル大会をやることになりました。 |
なかなか面白い光景です。 こんど大人の雪上運動会やろうかな。 |
白駒湿原。 |
それにしても、本来の目的を忘れるくらい素晴らしい陽気でしたね。 |
このあとはまたまたツェルトを張ったり固定ロープを張ったりロープ確保をしたりしながら下山しました。
下山して。。。 あそこにいたんだなぁ~。 |
ガイドをやる限りどこまでも修行の日々ですが、確かな手応えを感じつつ、これからも頑張ろう!と前向きに思えた楽しい修行でした。