のっけから急登ですが、30度やそこらの斜度は序の口でした。。。 |
昼間に雪が弛んで雪崩れた跡がけっこうあります。 |
今年は雪が少なかったので融けるのも早く、クラックが入ってずたずたです。 落ちないように、雪崩に巻き込まれないように、慎重に進みます。 |
底が見えないくらい深いクラックもあります。 |
序盤を過ぎてようやく雪稜らしくなってきました。 50度くらいの右斜面にトレースがありますが、斜面の変わり目にはクラックがあり、右側はずっと急斜面で切れ落ちて谷底。 こんな状況は初めてなので、状況判断を聞きつつ、原ガイドにお手本を見せてもらいます。 |
白馬の山賊風(笑) |
稜線は急峻さを増してどんどん続きます。斜度は最大60度くらい、ナイフリッジを抱えながらピッケルで状態を支えつつステップを切って登ります。 右側と左側で雪質が違ったり、下に続く積雪の状況が違ったり、ひとつひとつが勉強になります。 |
今度はトップで乗り切りました。引き続きトップで突破していきます。 |
左手には杓子岳。 主稜線を歩いていると凡庸な山にしか見えませんが、この角度で見ると実に格好いい山です。 あの稜線も登ったら楽しそうですね。 |
ここらへんで全体の2/3くらい。だいぶ頂上が近づいてきました。 |
これまでの道程を振り返ります。 |
おや?ライチョウさんの足跡? |
おおー。かっこよいなあ。 |
さぁ、最後の1/4。
しかし、これがかなりシビアで、正直言ってここまで来てしまったことを後悔しました。ここからは原ガイドにトップをバトンタッチして技を勉強させてもらいます。
そして辿り着いた最後の難関。急斜面と雪庇越え。そこで目にした光景とは。。。 |
続く。。。こちらからどうぞ↓
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