Loading...

ごあいさつ。


こんにちは。登山ガイド・スキーガイドのたむ屋マウンテンです。
どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
                                                   たむ屋マウンテン/田村茂樹



2017/10/09

錦秋の栂海新道。

まだまだ夏から秋の繁忙期で大忙しの日々ですが、ようやく少しずつ時間も取れるようになってきたのでブログの投稿も再開していきたいと思います。

今回は栂海新道。昨年春に白馬から縦走して以来です。ちなみにそのときの記録はこちら↓
http://tamuyamountain.blogspot.jp/2016/04/3000m0m1.html
この投稿から4回シリーズです。

さてさて、今回は紅葉の栂海新道です。


小川温泉から越道峠を越え、北又谷を渡って、恵振尾根の急登に取り付きます。
1合目でこの標高。本日の目的地は2150mです。
こんな急登を延々と登り、、、
ようやく恵振山を越えても、
まだまだ登ります。
予報通り生憎の雨になりましたが、風がなかったのが幸いでした。

無事に朝日小屋に到着。
今回初めての泊まりでしたが、雰囲気ももてなしも最高で、小屋だけを目当てに来るのもよいところでした。
小屋締め間近のため、ご飯はちらし寿司、そしてビール1缶サービス。




翌日は栂海山荘まで。まずは朝日岳を目指します。

登ると頸城の山々が見渡せました。
吹上のコルに到着。ここからいよいよアセチレンバーナーで抜いた味わいのある道標を辿っていきます。
日本海も下界も見渡せます。
でも、あえて尾根を辿って日本海を目指す、というのが肝です。巻き道は厳禁です(笑)

照葉の池手前の湿原。
足をプラスチックにして長持ちするようにしてありました。登山道維持の技術も進んでいます。
白馬の山々を背に。。。
長栂山からアヤメ平、黒岩平と今回の縦走の一番の見所に下っていきます。



黒岩山に登り振り返ると、色とりどりの木々の模様が一望できます。名残惜しいですが、本日の宿に向かって歩かなければいけません。
黒岩山に登ると、犬ヶ岳までの稜線がはっきりと見えてきます。


水場でしっかり汲んで、これからたっぷり1時間ほどのぼっか訓練です。
振り返れば、だいぶ歩いてきました。
犬ヶ岳もだいぶ近くなりました。

ようやく到着。
近くに小野建さんの顕彰碑が建てられていました。合掌。
今宵の宿がようやく見れました。雲海に浮かぶ宿。

さっそく大急ぎで夕食の支度です。お疲れさまでした!
最終日は日の出前から歩き出しました。
白鳥山までは結構激しい登り下りの道です。




その中でもハイライトは下駒ヶ岳の登り。体に鞭打って岩場を登ります。
ちなみに上駒ヶ岳はどこなんだ?というと、実は白馬岳です。
白鳥山では山荘の屋上に登って景色を眺めました。
黒姫山、青海の街、そして日本海。
実はここからが急降下で本番なのです。さあ、頑張ろう!
犬ヶ岳など南の山々ともこれでお別れです。
足に来てしまった方がいたのでアンザイレンで安全確保をして、無事に坂田峠に降り立ちました。
親不知の海岸まではまた今度です。
 
TOP