天気が良かったので糸魚川の根知谷に足を伸ばしてみたら、今まで見たことがない駒ヶ岳の迫力満点の姿に圧倒され、そのまま根知谷の奥の白池の遊歩道を散策してきました。
雪をかぶって輪郭が際立っていました。 |
アップにするとこんな感じ。 カナダみたい!という感想でしたが、なるほど!言われてみるとそうかも。。。 |
駒ヶ岳、鬼が面、鋸岳の海谷三山を横目に眺めながら根知谷を奥まで進み、白池まで遊歩道を歩きます。 |
あがりこのブナかな? |
しばらく登っていくと、根知谷、糸魚川の街の向こうに日本海が見えます。 |
そして辿り着いた白池。 晴れていれば海谷三山が背後に見えるはずですが、今回は残念でした。 |
このあたりは実は長野県と新潟県の県境が定まっていません。 室町時代から江戸時代に至るまでたびたび国境論争が発生していた名残です。 |
この先の角間池や戸倉山、松本街道(千国街道、糸魚川街道)の大網峠越えなども楽しいのですが、 今回はお客様の体力に合わせてここまでとして池を一周しました。 |
なんとまだタンポポが咲いていました! さて、信越国境論争の話が出たところで、すぐ近くにある旧戸土集落に向かいました。 信越国境地帯の分水嶺よりも越後側に飛び出したところにある集落で、 信州で唯一海の見える集落でした。 |
戸土からの糸魚川方面の眺め。 |
雲が取れて海谷三山もよく見えてきました。 いつか三山を登ってそのまま雨飾まで縦走してみたいものです。 |
今では地すべりの影響もあって住んでいる方はおらず、時折帰ってくる方のみのようです。 |
そして境の宮諏訪社へ。 |
あ! |
ご神木には式年薙鎌打神事のときに打ち込まれた薙鎌(諏訪大明神の神器)があります。 諏訪大社の神官が直々に赴いてこのような神事をするのは全国でもここだけです。 諏訪大明神の神威の及ぶ範囲(≒信濃国の範囲)を誇示したということですが、 諏訪社が全国で一番多い都道府県は実は新潟県で長野県の3倍以上ありますから、 その説明は矛盾するようにも思います。研究が必要です。 |
今回は短時間でしたが、また機を改めて来たいと思います。 |